新型コロナウイルス(COVIT-19)の世界的な感染は急性期を過ぎたものの、いまだ東京を中心として感染者が増えています。7月17には東京の感染者数が300人近くと過去最高を更新しました。一説には、コロナウイルスの撲滅は不可能であり、風邪やインフルエンザと同様に身近な(しかし、感染するとこわい)感染症になっていくのでは・・・と言われています。
そこで登場した言葉が「Withコロナ」
新型コロナウイルスと戦うのではなく、新型コロナウイルスとともに過ごす時代、ライフスタイルが求められています。
新しいライフスタイルとは
新しいWithコロナのライフスタイルとは、具体的にどんなものでしょうか。
京都府立医科大学大学院 医学研究科救急・災害医療システム救急医療学教室の山畑 佳篤(やまはたよしひろ)先生は、京都府のWEBページで以下の項目を挙げています。
- 目や口・鼻を触らない!こまめに手洗い・手指消毒を
- テイクアウトや出前・宅配を活用
- 人と会う時や会話時はマスクを着用
- 買い物は1人か少人数で電子決済を利n用
- 人との間隔は十分に保つ
- 外出時には3密を避ける
(参考:京都府ホームページhttp://www.pref.kyoto.jp/koho/dayori/202007/toku_01.html)
また、企業に対してはリモートワークやテレワークの活用など新しい働きかたが求められています。
意外な盲点。共用パソコンはこんなに危険
そんなwithコロナの働き方。リモートワークやテレワークはできなくても事務所の消毒やマスク・フェイスシールドの着用などは行ってる企業が多いでしょう。
しかし、対策しにくい意外な盲点が「共用パソコン」です。
共用パソコンは新型コロナウイルスの感染元となるのリスクが潜んでいるのです。職場クラスター発生の原因となる可能性もあります。
多数の人が触れる
新型コロナウイルスの感染経路はそのほとんどが「飛沫感染」と「接触感染」です。「飛沫感染」とは、言葉通りくしゃみや息などの「飛沫」に含まれるウイルスをそのまま吸い込んでしまう感染経路。「接触感染」とは、くしゃみなどの「飛沫」が付着した部分を触った指などで目を擦ったり口の周りを触ってしまったりして、ウイルスが粘膜に触れて感染してしまう感染経路です。
共用PCに思いっ切りくしゃみをかける人はいないと思いますが、共用パソコンのキーボードやマウスは複数の人が触ります。誰か一人の指にウイルスがついていた場合、その指で触った共用パソコンを、他の人が触ると今度はその人の指にウイルスがつきます。こうして共用パソコンを媒介として多くの人にウイルスが蔓延してしまう可能性があるのです。
消毒が意外と大変
誰かが触ったあとに必ずパソコンの除菌をすればいいのでは?と思われるかもしれません。
しかし、パソコンは電子機器。そして、消毒用エタノールにしろ次亜塩素酸水にしろ、消毒薬には水分が含まれます。もちろん、机のように直接消毒薬をスプレー・・・なんてことはできません。仕事中、それも報告書を作らねばならないタイミングで、使用の前後にパソコンを丁寧に拭き掃除・・・さすがに現実的ではないでしょう。
共用パソコン卒業の鍵はスマートフォン
では、どうすれば共用パソコンから発生する危険な職場クラスターを防げるのでしょうか。
一番理想的なのは、共用パソコンを触る人数を極限まで減らすことです。各自がそれぞれの機器を使えば解決です。もちろん、一人一台のパソコンを用意するのは、コスト面、場所、有用性、どれをとってもまったく現実的ではありません。
そこで、鍵となるのがスマートフォンです。
スマートフォンであれば一人一台支給(またはBYOD)している会社が多いでしょう。共用のスマートフォンを使っている場合でも、スマートフォンは機種によっては防水機能もあり、消毒薬を吹きかけての消毒も可能な場合もあり、パソコンよりずっと簡単です。
今、共用パソコンでしている業務の多くはスマートフォンでも代用が可能なソフト・アプリが提供されています。これを利用しない手はありません。
エクセルで報告書が必要でも大丈夫
共用パソコンが必要な業務のひとつに「エクセルファイルで報告書をつくらないといけない」というのがあると思います。実は、そんな厄介な業務をスマートフォンでできるようになるサービスがSPALOです。
手前味噌で恐縮ですが、SPALOなら写真付きの報告書もスマートフォンで「パシャ」っと撮ってチャットでしゃべるだけ。共用パソコン卒業の強い味方です。